◎爆弾は遠隔操作で爆破され、個人所有の車1台が大破。乗っていた3人が死亡した。
パキスタン南西部バルチスタン州で路上に設置された爆弾が爆発し、少なくとも3人が死亡した。地元警察が19日、明らかにした。
それによると、爆弾は同州郊外の未舗装道路の路肩に仕掛けられていたという。
州警察は声明で、「爆弾は遠隔操作で爆破され、個人所有の車1台が大破。乗っていた3人が死亡した」と述べた。
地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていない。死亡した3人の身元は不明。
バルチスタン州では四半世紀ほど前から国軍と分離主義勢力による紛争が続いている。バルチスタン解放軍(BLA)などの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に求めていたが、後に独立を求めて反乱を起こした。
TTP(パキスタンのタリバン運動)などのイスラム過激派もこの数カ月、主にアフガンと国境を接する地域で陸軍や民間人を標的にしてきた。
バルチスタン州や北西部カイバル・パクトゥンクワ州ではイスラム国(ISIS)や国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派も多数活動している。