◎事件は19日夜に発生。道路上に設置された爆弾が爆発し、車両少なくとも1台が巻き込まれた。
パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の北ワジリスタンで爆弾テロがあり、民間人少なくとも11人が死亡、2人が負傷した。地元警察が20日、明らかにした。
それによると、事件は19日夜に発生。道路上に設置された爆弾が爆発し、車両少なくとも1台が巻き込まれたという。
警察は現場で11人の死亡を確認。2人を市内の病院に搬送した。
地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていないという。
カイバル・パクトゥンクワ州はアフガニスタンと国境を接し、イスラム過激派の拠点のひとつになっている。
数年にわたるパキスタン陸軍の掃討作戦により、ほとんどの過激派がアフガンに逃亡したと考えられているが、TTP(パキスタンのタリバン運動)や国際テロ組織アルカイダとつながりのある組織などはしばしば国境を越え、パキスタン市民を標的にする。