◎パキスタン軍でヘリの墜落事故は珍しくない。
パキスタン海軍のヘリコプターが4日、南西部バルチスタン州で定期訓練飛行中に墜落し、乗員3人全員が死亡した。
海軍の報道官によると、このヘリはバルチスタン州の港湾都市グワダルの基地に配備されたものだという。
墜落の原因は明らかになっておらず、当局が調査を進めている。
AP通信は情報筋の話しとして、「技術的な問題により墜落した可能性が高い」と伝えている。
亡くなった3人の身元は明らかにされていない。
ソーシャルメディアで共有された動画にはコントロールを失い、グルグル旋回しながら高度を下げるヘリが映っていた。
別の動画はヘリの機体が高度を下げる途中で分解するところを捉えていた。
パキスタン軍でヘリの墜落事故は珍しくない。
軍が事故の詳細を公表することはほとんどなく、調査報告書も公開されない。
バルチスタン州では昨年9月、陸軍のヘリが夜間任務中に墜落し、搭乗していた兵士6人全員が死亡した。