▽両国は毎年1月1日にリストを交換している。
パキスタンとインドが1日、互いの核施設への攻撃を禁じる二国間協定の一環として、核資産リストを交換した。
両国は毎年1月1日にリストを交換している。
パキスタン外務省は声明で、「リストは両国の外交官を通じて同時に手渡された」と述べた。
この交換は1988年12月に両国が署名した「核施設・設備に対する攻撃禁止条約」に基づいている。最初の交換は1991年1月に実施された。
パキスタンは1998年、インドの核実験に対抗して地下核実験を実施。両国は定期的に短距離、中距離、長距離ミサイルの発射試験を行っている。
パキスタンは160発、インドも160発の核弾頭を保有していると推定されている。パキスタンのミサイル・核開発はインドの脅威に対抗することを目的としている。
パキスタンとインドはそれぞれカシミールの一部を管理している。この係争地をめぐる領有権争いが解決する目途は立っていない。
インドの反政府勢力は1989年の武装蜂起以来、中央政府と戦ってきた。カシミールで生活するイスラム教徒の多くがパキスタンへの編入か独立という反政府勢力の目標を支持している。
インドとパキスタンは1947年の独立時、65年、71年の計3回、この境界線を巡って衝突(印パ戦争)してきた。