◎シャリフ首相は先週、任期満了に先立ち、国会を解散した。総選挙は解散から90日以内に行なわれる。
パキスタン国会が11日、南西部バルチスタン州出身のカカール(Anwaar-ul-haq Kakar)上院議員を暫定首相に任命した。同州の出身者が首相に就任するのは初めて。
カカール氏は総選挙を監督することになる。
地元メディアによると、シャリフ(Shabaz Sharif)首相と野党指導者らは11日の会合でカカール氏の就任を承認したという。
その後、アルビ(Arif-ur-Rehman Alvi)大統領の署名で暫定政権が発足した。
シャリフ氏は先週、任期満了に先立ち、国会を解散した。総選挙は解散から90日以内に行なわれる。
カカール氏はバルチスタン・アワミ党所属。2018年から上院議員を務めている。
バルチスタン州は同国の中で最も人口が少なく、開発も遅れている。