◎パキスタンでは道路インフラの不備や交通ルール無視による事故が多発している。
パキスタン当局は3日、北西部カイバル・パクトゥンクワ州でバスとトラックが正面衝突し、少なくとも17人が死亡したと発表した。
当局によると、事故はカイバル・パクトゥンクワ州中心部の幹線道路のトンネル近くで2日遅くに発生したという。
地元メディアは警察関係者の話を引用し、「バスの乗客は全員死亡した」と報じている。
消防の責任者は地元テレビ局の取材に対し、「負傷者は市内の病院に搬送された」と説明したが、負傷者数は明らかにしなかった。
地元テレビ局の映像には前方部が大きく破損したバスと大型トラックが映っていた。
地元警察はトラックが対向車線をはみ出しバスに突っ込んだ可能性が高いと報告している。トラック運転手の安否は不明。
カイバル・パクトゥンクワ州の知事は犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。
パキスタンでは道路インフラの不備や交通ルール無視による事故が多発している。
先月29日には南西部バルチスタン州で旅客バスが橋の欄干を突き破って渓谷に転落・炎上し、40人が死亡した。