◎パキスタンでこのような交通事故は珍しくなく、原因の多くが無謀運転やルール無視である。
パキスタン南西部バルチスタン州の高速道路でバスが渓谷に転落し、少なくとも28人が死亡、20人が負傷した。警察当局が29日、明らかにした。
それによると、事故は州都クエッタ近郊の高速道路で29日未明に発生。バスが道路を外れた谷底に転落した。
警察が事故の原因を調べている。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「運転手を含む28人が死亡、20人が負傷し、うち数人が重体である」と伝えている。
地元メディアが報じた写真には岩だらけの谷底とバスの残骸が写っていた。
シャリフ(Shehbaz Sharif)首相と内相が声明を出し、犠牲者に哀悼の意を表した。
パキスタンでこのような交通事故は珍しくなく、原因の多くが無謀運転やルール無視である。
東部パンジャブ州では今週、大型トラックとバンが正面衝突し、一家13人が死亡。今月初めに北部ギルギット・バルチスタン地域で発生したバス事故では少なくとも20人が死亡、30人が重軽傷を負っている。
バルチスタン州で先月初め、イスラム教の巡礼者乗せたバスが道路沿いの水路に突っ込み、少なくとも17人が死亡した。