◎事故は20日早朝に発生。東部ラホールから首都イスラマバードに向かっていたバスが路肩に停車していたバンに衝突した。
パキスタン東部パンジャブ州の都市間高速道路でバスが路肩に停車していたワゴン車に衝突・炎上し、少なくとも20人が死亡、11人が負傷した。地元警察が20日、明らかにした。
それによると、事故は20日早朝に発生。東部ラホールから首都イスラマバードに向かっていたバスが路肩に停車していたバンに衝突したという。
このバンは後部に燃料が入ったドラム缶を積んでいたため、大火災となった。
報道によると、バスには40人以上が乗車していたという。救助された人々は火傷を負い、そのうち何人かは重体と伝えられている。バスとバンの運転手は死亡が確認された。
亡くなった20人のうち18人は現場で死亡が確認され、2人は病院で息を引き取った。
消防は事故発生から数分で現場に到着したものの、バスとバンは完全に炎に包まれていたようだ。
警察は「バスの運転手が何らかの理由で運転操作を誤り、バンの後部に衝突した」と報告している。
パキスタンでは交通インフラの不備や無謀運転による事故が多発している。
パンジャブ州の高速道路で今年6月に発生したバスの横転事故では少なくとも12人が死亡、8人が負傷した。
南西部バルチスタン州の国道で4月に発生した車とトラックの衝突事故では警察学校の訓練課程を終えた警察官7人が死亡している。
さらにパンジャブ州の高速道路で2月末に発生したバスとバンの衝突事故では13人が死亡。同州の高速道路でこの5日前に発生したバスが路肩から転落する事故では少なくとも14人が死亡、63人が負傷している。