◎パキスタンでこのような事故は珍しくなく、原因のほとんどが運転手の過失や車両の整備不良である。
パキスタン南西部バルチスタン州でイスラム教の巡礼者を乗せたバスが道を外れて渓谷に転落し、少なくとも12人が死亡、32人が負傷した。警察が25日、明らかにした。
それによると、現場は州都クエッタ郊外の高速道路。イラクからイランを経由して帰国したバスが高速道路を外れて横転、数十メートル下に転落・大破した。
現場で対応に当たった警察官はAP通信の取材に対し、「生存者の1人はブレーキが故障し、運転手がコントロールを失ったと証言している」と語った。
それによると、負傷した32人のうち数人が重体。一部メディアは死者数を23人と伝えている。
バスに乗車していた人数や運転手の安否は明らかになっていない。バルチスタン州首相はこの事故を受け、犠牲者に哀悼の意を表した。
パキスタンでこのような事故は珍しくなく、原因のほとんどが運転手の過失や車両の整備不良である。
イラン中部ヤズド州では20日、パキスタン人51人(運転手含む)を乗せたバスが猛スピードで道路を外れて未舗装の土地に突っ込み大破。28人が死亡、23人が重軽傷を負った。