◎バスは首都イスラマバードから東部の都市ラホールに向かう途中で単独事故を起こした。
パキスタン東部パンジャブ州の高速道路でバスが横転し、少なくとも12人が死亡、8人が負傷した。地元警察が17日に明らかにした。
それによると、バスは首都イスラマバードから東部の都市ラホールに向かう途中で単独事故を起こしたという。
州警察は声明で、「バスはイスラマバード中心部から135kmほど離れたカーブの多い下り坂でブレーキが故障し、横転した」と述べている。
地元メディアは関係者の話しとして、「乗客7人が病院で死亡。亡くなった12人のうち5人が女性と子供で、別の8人が病院で治療を受けている」と伝えた。
運転手の安否は明らかになっていない。
パキスタンでは交通インフラの不備や無謀運転による事故が多発している。
南西部バルチスタン州の国道で今年4月に発生した車とトラックの衝突事故では警察学校の訓練課程を終えた警察官7人が死亡した。
中部パンジャブ州では3月、トロッコを牽引していたトラクターが用水路に転落し、少なくとも10人が死亡している。
パンジャブ州の高速道路で2月末に発生したバスとバンの衝突事故では13人が死亡。さらに同州の高速道路でこの5日前に発生したバスが路肩から転落する事故では少なくとも14人が死亡、63人が負傷している。