パキスタンアパート倒壊、死者16人に、行方不明者の捜索続く
パキスタンでは建設基準が適切に施行されていないため、このような事故が頻繁に発生している。
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パキスタン南部カラチで複数階建てのアパートが倒壊した事故について、地元当局は5日、これまでに16人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。
事故は4日に発生。当局は6人が死亡、複数人が負傷し、瓦礫の下敷きになった住民を探していると報告していた。
当局は5日の声明で、「4日夜に10人の遺体を収容した」と述べた。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「救助隊は瓦礫の下にいるとみられる8人の住民を捜索するために重機を投入している」と報じた。
建物は狭い通りに位置しているため、大型重機の搬入は難しいという。
地元テレビ局が報じた映像には救助隊が瓦礫を除去する中、下敷きになった住民の家族が捜索の様子を心配そうに見守る姿が映っていた。
パキスタンでは建設基準が適切に施行されていないため、このような事故が頻繁に発生している。
多くの建造物が低品質の材料で建設され、コスト削減のため安全規制が頻繁に無視されている。
カラチでは2020年6月にもアパートが倒壊し、22人が死亡した。