▽治安部隊は同州デライスマイルカーン地区郊外の隠れ家を一掃したという。
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パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で治安部隊が武装勢力の隠れ家を急襲し、銃撃戦の末、陸軍大尉と武装勢力の戦闘員10人が死亡した。軍が20日、明らかにした。
それによると、治安部隊は同州デライスマイルカーン地区郊外の隠れ家を一掃したという。
軍は声明で亡くなった大尉に哀悼の意を表し、テロ組織を一掃するという政府のコミットメントを強調した。
また軍は同国最大のイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)の取り締まりを継続すると強調。死亡した戦闘員はTTPの構成員とみられる。
TTPとアフガニスタンンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切り、軍と警察への攻撃を強化した。
カイバル・パクトゥンクワ州バヌーでは今月初め、2人の自爆テロ犯が軍事基地のフェンス近くで自爆し、少なくとも12人が死亡、30人が負傷した。
この事件後、TTPの関連組織であるJAF(Jaish Al-Fursan)が犯行声明を出した。