◎NZLでは若者などへの麻薬の蔓延が深刻な社会問題になっており、警察は取り締まりを強化している。
2022年3月2日にニュージーランド警察が公開した写真(New Zealand Police/AP通信)

3月2日、ニュージーランド警察はオークランド空港でメタンフェタミン613kgを押収し、6人を麻薬取締法違反などの容疑で逮捕したと発表した。

声明によると、逮捕された6人は全員オークランド出身で年齢は27歳~36歳だという。性別は明らかにされていない。

6人は麻薬の密輸、供給、マネーロンダリングなどの疑いがもたれている。

地元メディアによると、逮捕者の中にはオーストラリアに拠点をおくギャング、コマンチェロ・モーターサイクル・クラブとつながりのある者がいるという。末端価格は2億4,500万NZLドル(約200億円)と伝えられている。

コマンチェロ・モーターサイクル・クラブは日本のヤクザと暴走族を足したような集団で、恐喝、強要、みかじめ料の徴収、麻薬の密売、暴走行為などを生業としている。

NZL警察のコスター警察本部長は2日、「この麻薬は犯罪者がターゲットにしている弱い立場のコミュニティーに甚大な被害を与える可能性がある」と記者団に語った。

警察によると、捜査は継続中で、さらに逮捕者が出るかもしれないとのこと。麻薬の出どころやどの便で輸送されたかなどは明らかにされていない。

NZLでは若者などへの麻薬の蔓延が深刻な社会問題になっており、警察は取り締まりを強化している。

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