◎メタンフェタミン(俗称メス、スピード、チョークなど)はアンフェタミンより依存性が強く、簡単に作ることができるため、ヘロインに取って代わり、東南アジア・中東・西欧の主要な違法薬物となった。
ニュージーランドの最大都市オークランドでホームレスの人々のために活動している慈善団体がメタンフェタミン入りのキャンディを誤って配布した。警察が14日、明らかにした。
メタンフェタミン(俗称メス、スピード、チョークなど)はアンフェタミンより依存性が強く、簡単に作ることができるため、ヘロインに取って代わり、東南アジア・中東・西欧の主要な違法薬物となった。
警察によると、このキャンディは一般市民から寄付されたもので、慈善団体「オークランド・シティ・ミッション」はメスが含まれることを知らずに配布してしまったという。
同団体は14日、このキャンディを見かけた時は口にせず、同団体もしくは警察に連絡するよう呼びかけた。
当局によると、このキャンディを食べた3人が病院で手当てを受けたものの、命に別条はなく、その後退院したという。
警察もこのキャンディに含まれるメスの量が致死量に達する可能性があるとして、回収を急いでいる。
地元テレビ局は専門家の話しとして、「メスを無害な商品に偽造するのは麻薬密売組織の常套手段であり、流通経路を特定することが重要である」と伝えている。
警察庁の報道官は14日、このキャンディについて、「現時点では輸入されたものと認識しているが、経路や密輸された量などは分かっていない」と述べた。
それによると、警察はこのキャンディを16個回収したが、どれだけの量が出回っているかは分からないという。
当局は13日以来、1人の子供を含む8家族がこのキャンディを食べたと報告。そのほとんどが口にした瞬間、味がおかしいことに気づき、吐き出したという。