◎メタンフェタミン(俗称メス、スピード、チョークなど)はアンフェタミンより依存性が強く、簡単に作ることができるため、ヘロインに取って代わり、東南アジア・中東・西欧の主要な違法薬物となった。
ニュージーランド・オークランドでホームレスの人々のために活動している慈善団体がメタンフェタミン入りのキャンディを誤って配布した問題について、警察は16日、これまでに41個を回収したと明らかにした。
それによると、一般市民から新たに20数個のメスキャンディを回収したという。
オークランド警察の広報担当は声明で、「フードバンク小包の中に誤って混入されたキャンディの総数は少なくとも65個にのぼる」と述べた。実際に出回った数は分からないとのこと。
メタンフェタミン(俗称メス、スピード、チョークなど)はアンフェタミンより依存性が強く、簡単に作ることができるため、ヘロインに取って代わり、東南アジア・中東・西欧の主要な違法薬物となった。
このキャンディによる健康被害は今のところ確認されていない。
このキャンディはマレーシアの菓子ブランドRindaの包装紙に入っており、見た目は普通の白いキャンディである。
警察によると、このキャンディは一般市民から寄付されたもので、慈善団体「オークランド・シティ・ミッション」はメスが含まれることを知らずに配布してしまったという。
その後、このキャンディを食べた市民から「変な味がする」という連絡が入り、検査したところ、メスが含まれていることが判明。同団体は配布した小包の追跡を開始した。
このキャンディを食べた3人が病院で治療を受けたが、すぐに退院した。
地元テレビ局はこのキャンディを口にした人の話しとして、「ぞっとするような味がしたため、吐き出してしまった」と伝えている。
メスを無害な商品に偽造して輸入するのは麻薬密売組織の常套手段である。キャンディがNZに持ち込まれた経路は明らかになっていない。