スポンサーリンク
▽北は軍事能力を誇示し続け、ウクライナ戦争をめぐってロシアと連携しているため、地域の緊張は高まっている。
2018年9月19日/北朝鮮、平壌のゲストハウス、金正恩と金与正(朝鮮中央通信/Pool/AP通信)

北朝鮮朝鮮労働党副部長の金与正(Kim Yo-jong)が9日、米国とアジアの同盟国による北の非核化を求める呼びかけを「戯言」とあざ笑い、核開発を推進すると誓った。国営朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。

それによると、金正恩(Kim Jong Un)党総書記の妹でキムは北の非核化を追求するという米日韓の呼びかけを「白昼夢」と呼び、「最強の核戦力を構築する」と主張した。

キムの発言は先週行われた3カ国の協議に呼応したものである。3カ国は北の非核化を推し進めるという約束を再確認した。

KCNAはキムの発言を引用し、北の核兵器拡大の目標は憲法に明記されていると指摘。非核化に関するいかなる対外的な議論も受け入れず、敵対行為とみなすと主張した。

またキムは「米国とその属国勢力が時代錯誤の非核化を主張し続けるなら……それは、自衛のための最強の核戦力を構築した後に志願する朝鮮民主主義人民共和国の前進に限りない正当性を与えるだけだ」と述べた。

さらに「朝鮮民主主義人民共和国の核兵器の地位はいかなる物理的な力やずる賢い策略によっても決して覆すことはできない」と強調した。

北は軍事能力を誇示し続け、ウクライナ戦争をめぐってロシアと連携しているため、地域の緊張は高まっている。北は非核化交渉の再開を求める韓国と米国の呼びかけを無視している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク