北朝鮮・金与正、韓国政府の和解政策を一蹴=国営メディア
イ・ジェミョン氏は先月の大統領選で勝利後、過去数年で最悪の水準に達した北との関係を改善すると約束した。
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北朝鮮の金与正(Kim Yo-jong)朝鮮労働党副部長が韓国の和解政策を一蹴した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が28日に報じた。
KCNAは金与正の発言を引用し、「韓国が(自らの行動の)結果を感情的な言葉で逆転させようとしているなら、それ以上に無駄なことはない」と述べ、イ・ジェミョン政権との対話を拒否した。
イ・ジェミョン(Lee Jae-myung)大統領は北朝鮮との関係改善を模索する一方、米日との連携も強化する方針を示している。
KCNAによると、金与正はイ・ジェミョン政権による安全保障政策を非難。「前政権の敵対的な政策と何ら変わらないことを示している」と指摘した。
イ・ジェミョン氏は先月の大統領選で勝利後、過去数年で最悪の水準に達した北との関係を改善すると約束した。
緊張緩和に向けた措置の一環として、韓国は国境沿いのスピーカー放送を停止。北を激怒させた活動家によるビラ散布も禁じた。
一方、北の金正恩(Kim Jong Un)党総書記は米日韓による非核化を求める呼びかけを「戯言」とあざ笑い、核開発を推進すると誓っている。