◎キムは新年を祝う挨拶の中で、プーチン氏を「親愛なる友人であり同志」と呼んだ。
北朝鮮の金正恩（Kim Jong Un）党総書記がロシアのプーチン（Vladimir Putin）大統領に新年のメッセージを送り、絆を深めた。朝鮮中央通信（KCNA）が31日に報じた。
それによると、キムは新年を祝う挨拶の中で、プーチン氏を「親愛なる友人であり同志」と呼んだという。
またキムはプーチン氏に対し、国家元首としてのさらなる成功と、ロシア国民の繁栄と幸福を祈ったという。
さらにキムは2024年の「有意義な旅」の後、北とロシアが関わる「新しいプロジェクトを設計し、推し進める」意思があると強調。ロシアがウクライナでネオナチズムを打ち破り、偉大な勝利を収めることへの期待を表明した。
プーチン氏はウクライナ侵攻を「ネオナチ独裁」からロシアを守るために必要だったと根拠もなく主張している。
キムとプーチン氏は開戦以来、関係を大幅に強化してきた。
プーチン氏は6月、四半世紀ぶりに北を訪問しキムと会談。包括的戦略パートナーシップ条約に署名した。
ゼレンスキー（Volodymyr Zelenskyy）大統領は今週、ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州の戦況について、「北朝鮮軍兵は共に戦っているロシア軍から保護されておらず、大きな損失を被っている」という見方を示した。
米国家安全保障会議は27日、西部クルスク州でロシア軍と共に戦っている北朝鮮軍兵士のうち、先週だけで1000人が死傷したと明らかにした。
