北朝鮮の「横転した」軍艦が進水、キム立ち合いのもと=国営メディア

金正恩党総書記が世界最強と自負する「新型駆逐艦(5000トン級)」は5月21日、キムも出席していた羅津(ラジン)港の進水式でゴロンと横転した。
2020年5月23日/北朝鮮、金正恩 党総書記(朝鮮中央通信社/AP通信)

北朝鮮の横転した新型軍艦が修理を終え、無事進水したようだ。国営朝鮮中央通信(KCNA)が13日に報じた。

金正恩(Kim Jong Un)党総書記が世界最強と自負する「新型駆逐艦(5000トン級)」は5月21日、キムも出席していた羅津(ラジン)港の進水式でゴロンと横転した。

KCNAによると、この船は12日に進水し、キムも立ち会ったという。

KCNAはキムの発言を引用し、「今年建造された2隻の駆逐艦が北朝鮮海軍の作戦能力向上に大きな役割を果たす」と報じた。

先月の事故を目撃したキムはこれを「犯罪行為」と呼び、軍幹部を罵倒。責任者を処罰すると宣言した。

またキムは米主導の脅威に対処するため、より強力な海軍を構築すると誓った。

キムは今月下旬の中央委員会総会までに船の修理を終えるよう命じていた。

当局はキムに赤っ恥をかかせたとして、造船所の幹部らを拘束している。

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