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▽この演習は3月20日まで行われる予定だが、韓国空軍の戦闘機が北朝鮮国境近くの民地を誤爆したため、実弾演習は中断されたままだ。
北朝鮮の国旗(Getty Images)

北朝鮮政府が10日から始まった米韓合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、Freedom Shield)」を朝鮮半島の緊張を高める危険な挑発行為と非難した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が10日に報じた。

この演習は3月20日まで行われる予定だが、韓国空軍の戦闘機が北朝鮮国境近くの民地を誤爆したため、実弾演習は中断されたままだ。

この事故では少なくとも29人が負傷した。

KCNAは北朝鮮外務省の声明を引用し、「これは朝鮮半島の緊張を高める危険な挑発行為であり、偶発的な一発によって衝突を引き起こしかねない」と指摘した。

韓国軍はフリーダムシールドの目的について、「北朝鮮のような脅威に対する同盟の準備態勢を強化することを目的としている」と説明している。

北朝鮮はこの演習が韓国だけでなく米国の安全保障に害を及ぼすと主張した。

一方、韓国空軍のイ・ヨンス(Lee Young-su)参謀総長は10日、戦闘機が抱川(ポチョン)の民間地域に誤って8発の爆弾を投下した事故について、「前代未聞であり、深くお詫びする」と謝罪した。

抱川はソウルの北東約40キロに位置し、北朝鮮国境に近い。

空軍のKF16戦闘機2機は6日、米韓合同実弾演習中に8発の500ポンドMk82爆弾を投下。抱川の演習場外に着弾し、複数の建物や車両が被害を受けた。

国防省はこの爆発により、民間人15人と兵士14人が負傷したと報告している。

空軍によると、戦闘機のパイロットが誤った座標を入力し、その結果、演習場外の民地に爆弾が落ちたという。2機の戦闘機はそれぞれ4発の爆弾を投下し、そのすべてが爆発した。

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