北朝鮮、新型多連装ロケットシステムを公開=国営メディア
キムは式典で防衛力強化に向けた構想を示すと表明し、近く開催される第9回党大会で新たな軍事・政策目標を提示する意向を示した。
と党関係者たち(KCNA/ロイター通信).jpg)
北朝鮮が党大会を前に、新たに開発した多連装ロケット発射機(MLRS)を正式に配置した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が19日に伝えた。それによると、金正恩(Kim Jong Un)党総書記が平壌で式典を主宰し、50基の多連装ロケットシステムを公開したという。この軍事設備は短距離ミサイルの発射に用いられ、公式には「核搭載能力を持つ」と説明された。
キムは式典で防衛力強化に向けた構想を示すと表明し、近く開催される第9回党大会で新たな軍事・政策目標を提示する意向を示した。KCNAによると、今回公開されたロケットシステムは600ミリ口径、戦略的打撃能力と精度を強調する姿勢が示された。これらの装備は人工知能(AI)や高度な誘導システムを統合しているとされる。キムはこれを「戦略的ミッションに適した武器」と絶賛した。
北は党大会を前に軍事力を国際社会にアピール、専門家は地域の安全保障環境が一段と緊迫する可能性があると指摘している。党大会は朝鮮労働党の最高意思決定機関として政策方向や経済・軍事戦略を策定する場であり、キム体制下での国家の将来像が示される重要な集いとなる。
韓国や国際社会は北がこれまでにも弾道ミサイルや巡航ミサイルの発射実験を繰り返してきたことを踏まえ、今回の新型とされるロケットシステムの投入が地域の軍事バランスに与える影響を分析している。北は近年、精密誘導兵器や長距離火砲システムの強化を進めており、これらは公式には「自衛目的」であると主張しているものの、韓国や米国、日本など周辺国は実戦配備の動きに懸念を示している。
また、北は党大会に向けて軍需産業や都市開発の進展もアピールし、国内外の注目が高まっている。専門家は党大会で提示される次期5カ年計画や軍事開発計画が北の外交・安全保障政策にどのような影響を与えるか注視している。
今回のロケットアピールは地域情勢の緊張を反映するもので、党大会後の具体的な政策転換や国際社会との対話が引き続き焦点となる見込みである。
