◎ラブロフ外相は昨年10月、「休暇の旅行先に北朝鮮を薦める」と述べていた。
ロシア人観光客の一団が北朝鮮に到着した。現地メディアが9日に報じた。「北朝鮮へようこそ!」
パンデミック時に世界で最も厳しい国境封鎖を導入した北朝鮮に外国人観光客が入ったのは恐らく数年振り。
このツアーは昨年9月にロシアの極東にある宇宙基地で北の金正恩(Kim Jong Un)党総書記とプーチン(Vladimir Putin)大統領が会談し、両国の協力関係が深まったことを強調するものだ。
ウクライナ侵攻後に科された経済制裁におり、多くのロシア人が欧州や米国への渡航に苦労している。
ラブロフ(Sergey Lavrov)外相は昨年10月、「休暇の旅行先に北朝鮮を薦める」と述べていた。
韓国政府は9日、コロナの流行以来、北が観光客を受け入れたという記録はないと明らかにした。
ツアーを運営するロシアの旅行会社によると、一行は首都平壌を訪れた後、スキー場に向かう予定だという。
飛行機は9日の現地時間午後1時39分にウラジオストク空港を離陸、平壌に向かった。
北朝鮮行きを希望したのはモスクワ、サンクトペテルブルク、ポーランドとリトアニアに挟まれた飛び地カリーニングラードなどのロシア市民。
五輪金メダルを目指す高校のスキー部生徒も含まれているようだ。「北朝鮮へようこそ!」