◎脱北者団体は今週、北に向けて韓国ドラマやK-POPが入ったUSBや北の劣悪な人権状況をまとめたビラなどを飛ばした。
韓国軍は8日、北朝鮮がゴミ風船キャンペーンを再開したと明らかにした。
北朝鮮は先週、韓国の脱北者が北の劣悪な人権状況や世界の情報をまとめたビラなどを風船につけて、定期的に北側に飛ばしていることに反発し、プラスチックごみ、タバコの吸い殻、糞尿などのゴミを吊るした風船を韓国に向けて数百個飛ばした。
韓国政府はこれを受け、前政権が北と結んだ協定を一時停止し、38度線近くでの軍事活動を再開した。
聯合ニュースによると、北がゴミ風船を発射したのは5月28日以来3度目。それが国境を越えて韓国領内に着陸したかどうかは不明である。
韓国の参謀本部は声明で、「ゴミを運んでいる可能性が高い北の風船は東の方向に進んでいるが、風向きが変わると予想されているため、注意が必要である」と述べた。
また参謀本部は国民に対し、落下物に注意し、不審物を見つけた時は触らず、警察か陸軍に通報するよう呼びかけた。
脱北者団体は今週、北に向けて韓国ドラマやK-POPが入ったUSBや北の劣悪な人権状況をまとめたビラなどを飛ばした。
北は韓国政府が「耐え難い措置で報復する」と警告したことを受け、キャンペーンを一時停止すると発表していたが、韓国側が再び風船を飛ばせばその100倍のゴミで応戦する警告していた。