◎北のキムはロシアによるウクライナ侵攻を利用して核開発をさらに加速させ、韓国・米国・日本を威嚇し続けている。
2024年6月1日/韓国、首都ソウル郊外、北朝鮮から放たれたとみられるゴミ風船(AP通信)

韓国軍の合同参謀本部は10日、北朝鮮が再び韓国に向けてゴミ風船を放ち、ソウル北部の地域に飛来する可能性があると明らかにした。

ソウル市当局も市民に対し、落下物に注意し、風船を発見しても近づかず、軍か警察に通報するよう呼びかける警告文を出した。

韓国KBSなどによると、ゴミ風船による負傷者や物的損害は確認されていないという。

北は6月初め、韓国の脱北者が北の劣悪な人権状況や世界の情報をまとめたビラなどを風船につけて定期的に北側に飛ばしていることに反発し、プラスチックごみ、タバコの吸い殻、糞尿などのゴミを吊るした風船を韓国に向けて数百個飛ばした。

それ以来、北は2000個以上のゴミ風船を南に向けて飛ばしたとされる。

北が最後に風船を飛ばしたのは7月24日。その際、少なくとも1つの風船が大統領府に到達した。

この風船に危険物は含まれておらず、ケガ人も出なかった。

韓国は北の風船作戦に対抗して、国境付近に拡声器を再配備。金正恩(Kim Jong Un)党総書記を非難するメッセージやK-POPを大音量で流した。

韓国の専門家によると、北指導部は前線の部隊や住民の士気を低下させる恐れがあるとして、このプロパガンダ放送を嫌っているという。

キムはロシアによるウクライナ侵攻を利用して核開発をさらに加速させ、韓国・米国・日本を威嚇し続けている。

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