◎タイトなスーツに身を包んだ男はパラシュート部隊の隊員と思われる。
10月11日に北朝鮮の国営メディアが公開した写真に写っていたスーパーソルジャーと思われる男性がソーシャルメディアで話題を呼んでいる。
首都平壌で開催された朝鮮軍の兵器システム展示会のオープニングデモに登場したスーパーソルジャーは、青いピチピチのスーツと帽子を着用し、金正恩 党総書記と朝鮮軍当局の記念撮影に加わった。
タイトなスーパーソルジャーの写真を見たソーシャルメディアユーザーは「スーパーヒーロー」「キャプテン・北朝鮮」「ロケットマン」などと投稿し、多くのいいねを獲得した。
朝鮮軍の当局者は皆、一般的な緑色の制服を着ていたが、スーパーソルジャー2人は全く異なるタイトスーツの着用を許可されていた。1人は濃紺、もう一人は薄い青色のスーツだったと伝えられている。なお、金正恩は暗く地味なブカブカのスーツを着ていた。
韓国のあるSNSユーザーは、「男は朝鮮軍の人間大砲だと思う」と投稿し、米国のあるユーザーは「キャプテン・アメリカを彷彿とさせる」と述べ、タイトスーツを称賛した。
一部の軍事アナリストは男を「北朝鮮宇宙軍の兵士」と予想したが、韓国のある専門家は「目立ちたがり屋の金正恩らしい演出」と述べ、タイトなスーツは戦闘よりサーカス向けと述べた。
主要メディアによると、朝鮮中央通信社はスーパーソルジャーの情報を提供しなかったという。しかし、米カリフォルニア州モントレーにあるミドルベリー国際研究所のジェフリー・ルイス博士は、「男は当局が以前公開したパラシュート部隊のように見える」とツイートした。
朝鮮中央通信が公開した他の写真には、金正恩が航空部隊関連と思われるブースを熱心に見学する様子が映っていた。朝鮮中央通信は報道の中で、開会式の前に一流のパラシュート部隊が着陸スキルを披露し、空に北朝鮮の国旗を彷彿とさせる赤い旗を描いたと述べた。
朝鮮中央通信が以前公開した航空ショーの写真にも青いタイトな服を着た兵士が写っていた。