NZスーツケース死体遺棄事件、母親に有罪評決、子供2人殺害
被告は2018年6月、当時6歳の息子と8歳の娘を殺害し、スーツケースに隠したとされる。
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ニュージーランドの裁判所は23日、2人の子供を殺害し、遺体をスーツケースに何年も放置したとして起訴された女に有罪評決を言い渡した。
オークランド警察は2022年8月、市内の空き倉庫内でスーツケースに入れられた2人の遺体を発見。母親のイ・ハギョン(Hakyung Lee)を指名手配した。
被告は2018年6月、当時6歳の息子と8歳の娘を殺害し、スーツケースに隠したとされる。
被告は韓国生まれで、2人を殺害した直後に韓国に渡り、名前を変更していた。
韓国警察はNZ当局の要請を受け、被告を逮捕。2022年11月に身柄を引き渡した。
被告は容疑を否認。弁護士は殺害当時、被告が精神異常をきたし、錯乱状態にあったと主張した。
弁護士は被告が抗うつ剤を使い、子供たちを殺害した事実を認めたが、精神的に脆弱で、夫の死後、精神疾患が悪化し、善悪を判断できなかったと説明。無罪を主張していた。
検察は被告がうつ病を患っていた可能性が高いとしたうえで、心神喪失に陥るような状態ではなく、2人を殺害後、遺体をスーツケースに隠し、韓国に逃亡することができたと指摘した。
判決は11月26日に言い渡される予定。検察は終身刑を求刑している。