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▽2024/25年会計年度の防衛費は50億NZドル弱であった。
ニュージーランド海軍の艦船(Getty Images)

ニュージーランド政府は7日、今後8年間で防衛費をGDP比2%に倍増させることを目指すと発表した。

ラクソン(Christopher Luxon)首相は記者会見で、「防衛費を今後4年間で90億NZドル(約7380億円)増やし、8年後にはGDP比2%まで倍増させることを目指す」と語った。

またラクソン氏は「インド太平洋地域の緊張が高まっている」と指摘。「NZと同盟国は国防能力の強化を含むさらなる対応を求められている」と述べた。

さらに、「最も重視しているのは経済的発展だが、安全保障なくして繁栄はありえず、国防はその重要な構成要素のひとつである」と強調した。

政府は今後4年間で90億NZドルの予算を上乗せし、国防能力を強化するとしている。

2024/25年会計年度の防衛費は50億NZドル弱であった。

2023年に行われた同国初の国家安全保障見直しでは気候変動問題や西側諸国と中国・ロシアとの戦略的競争に対処するため、防衛費の増額とインド太平洋諸国との関係強化が求められていた。

NZ国防軍は過去数十年にわたり、体系的な歳出不足に悩まされており、現在の防衛費はGDP比1%強にとどまっている。

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