▽最年少の犠牲者は7歳、最年長は79歳。18人のうち14人が女性であった。
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インド・ニューデリー中心部の駅構内で15日夜に発生した群集事故について、地元当局は16日、子供5人を含む18人の死亡が確認されたと明らかにした。
地元メディアによると、最年少の犠牲者は7歳、最年長は79歳。18人のうち14人が女性であった。
事故は15日の午後8時頃、人類最大の集いとされるヒンズー教の宗教行事「クンブメーラ」が開催されている北部プラヤグラージに向かう列車が停まったホームで発生した。
デリー首都圏のアティシ(Atishi Marlena)首相はX(旧ツイッター)への投稿で犠牲者に哀悼の意を表し、クンブメーラの会場に向かおうとしていた巡礼者が亡くなったと記した。
アティシ氏はその後の記者会見で、「15人が死亡したと報告を受けている」と述べていた。
報道によると、10数人が市内の病院で手当てを受けているという。
地元テレビ局が報じた映像には警察官や駅職員が混雑を緩和するために奔走する中、事故現場から逃れようとする人々の姿が映っていた。
首相府は声明で、「この事件に関する調査が進められており、ニューデリー駅に殺到した人々を避難させるために4本の特別列車が出た」と明らかにした。
インド鉄道(国鉄)は当初、駅で大混乱が起きているという報道を否定したが、負傷者が病院に搬送されたことは事実であると認めていた。
報道によると、プラヤグラージ行きの列車が遅れ、混雑に拍車がかかったという。
インドでは全国各地で群衆事故が相次いでいる。
北部プラヤグラージでは先月末、クンブメーラの会場で群衆事故が発生し、少なくとも30人が死亡、数十人が負傷。南部アンドラプラデシュ州の寺院で先月発生した事故では少なくとも6人が死亡、数十人が負傷した。
北部ウッタルプラデシュ州の宗教行事で昨年7月に発生した群衆事故では少なくとも116人が死亡、80人以上が重軽傷を負った。
2013年には中部マディヤプラデシュ州の寺院を訪れた巡礼者たちが橋の崩壊を恐れてパニックを引き起こし、少なくとも115人が圧死もしくは川に落ちて死亡した。
2011年には南部ケララ州の宗教祭で100人以上のヒンズー教徒が圧死した。