◎豪は今年、NZに政府関係者を派遣し、米英豪の3カ国による安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」について協議するとしている。
2023年3月13日/米カリフォルニア州サンディエゴ、左からアルバニージー豪首相、バイデン大統領、スナク英首相(ロイター通信)

ニュージーランド政府は1日、オーストラリアとの防衛関係を強化する取り組みの一環として、米英と先進的な軍事情報を共有することを検討していると表明した。

NZと豪の外相はメルボルンで会談。インド太平洋地域で覇権主義的な行動を強める中国を念頭に置き、両国の安全保障関係の深化について協議した。

豪は今年、NZに政府関係者を派遣し、米英豪の3カ国による安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」について協議するとしている。

米国と中国は戦略的に重要なインド太平洋地域で影響力をめぐって争っている。

米英は2027年以降、豪サウスオーストラリア州パースにある海軍基地に原潜を配備。豪は2030年代初頭に米バージニア級潜水艦3隻を購入する予定だ。

米国が核関連技術を他国と共有するのは65年ぶり、史上2回目であった。

一方、NZは1984年以来、原船の入港を禁じている。しかし、AI、電子戦、極超音速技術を含む高度な軍事能力を開発し、共有するというオーカスに関与しないとは明言していない。

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