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ニュージーランド北島で大雨続く、1人死亡、停電も

北島では13日から雨が続き、内陸部のオトロハンガ地区(人口約1万人)を中心に道路の冠水や土砂崩れ、停電、住民の避難などが報告されている。
2026年2月15日/ニュージーランド、オトロハンガ、大雨により冠水した公園(AP通信)

ニュージーランド北島で大雨による被害が拡大し、14日までに1人の死亡が確認された。地元当局が15日、明らかにした。気象台によると、低気圧が北島の東部沖で急速に発達し、東部、中部、南部の各地域で強風を伴う大雨が続く見込みだ。地元メディアは14日夜から15日未明にかけて大雨となり、16日には収まる見通しと報じている。

北島では13日から雨が続き、内陸部のオトロハンガ地区(人口約1万人)を中心に道路の冠水や土砂崩れ、停電、住民の避難などが報告されている。地元当局によると、地盤や道路の安全性を確かめるために専門家チームが夜通し調査を行っているという。停電は15日午前の時点で約2400戸、電力会社が復旧に当たっているが、完全復旧には時間を要するとみられる。

警察によると、道路のアンダーパスで水没した車が見つかり、車内で男性が死亡していたという。死因は明らかになっていない。当局は同様の危険を避けるため、市民に対し、冠水した道路や危険な地域に近づかないよう呼びかけた。また、約80人が自治会の避難所に身を寄せている。

当局は一連の大雨を受け、非常事態を宣言。中央政府に支援を要請した。地元メディアによると、複数の幹線道路が土砂の流入や冠水のため閉鎖されている。オトロハンガの市長はX(旧ツイッター)に声明を投稿し、「被害の全容を調査中」と述べ、住民の安全確保と支援活動を最優先に進める姿勢を示した。中央政府も災害対応と復旧支援を行うために必要なリソースを動員している。

気象台は北島東海岸沿いのコロマンデル半島からプレンティ湾に至る広範囲にわたって暴風雨が続く可能性が高く、海岸地域では最大7メートルの高波や強風が発生する恐れがあるとして注意を促している。また、土砂災害や河川の氾濫、さらなる浸水被害のリスクについても警戒が必要だとしている。

ニュージーランドでは過去にも2023年のサイクロン・ガブリエルで甚大な被害が発生し、こうした極端な気象現象への備えが地域社会や当局の大きな課題となっている。今回の豪雨と強風も気候変動の影響で発生頻度や強度が増している可能性が指摘されており、専門家の間でも警戒感が高まっている。今後数日間は追加の降雨と強風による被害拡大のおそれがあるため、当局や住民は最新の気象情報と指示に注意を払う必要がある。

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