◎震源の深さは25km。地震の規模を示すマグニチュードは5.6と推定されている。
ネパール、ヒマラヤ山脈の麓(Getty Images)

ネパール当局は24日、西部バジュラ郡を震源とする地震が発生し、少なくとも1人が死亡、数人が負傷したと発表した。

バジュラ郡は首都カトマンズの北西約400kmに位置する。

米地質調査所(USGS)によると、震源の深さは25km。地震の規模を示すマグニチュードは5.6と推定されている。

地震は現地時間18時頃に発生した。

パジュラ郡の地区責任者はAP通信の取材に対し、「多くの村人が避難を余儀なくされた」と語った。

被害の全容は明らかになっていない。地区責任者によると、消防と警察が負傷者の救助に当たっているという。政府は軍を派遣し、被害状況を確認するとしている。

地元メディアによると、雪崩による被害は今のところ確認されていないという。

インドのメディアは北部国境付近でも揺れが確認されたと報じているが、詳細は不明。

ネパールは世界で最も地震の多い国のひとつである。ヒマラヤ山脈はインドプレートがユーラシアプレートと衝突し、ユーラシアプレートの下に潜りこみ誕生した。

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