インドネシアフェリー火災、575人救助、行方不明者の捜索続く
この事故は20日に発生。旅客フェリーで火災が発生し、3人が死亡した。
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インドネシア・スラウェシ島沖で発生したフェリー火災について、地元当局は21日、これまでに575人を救助し、行方が分からなくなっている2人の捜索を続けていると明らかにした。
この事故は20日に発生。旅客フェリーで火災が発生し、3人が死亡した。
海軍によると、このフェリーは北スラウェシ州の2つの港を結ぶ定期便のひとつであった。
救助・捜索活動には海軍と沿岸警備隊の巡視艇や地元の漁師が参加。フェリーも救命ボートを使って乗客を避難させ、火災を目撃した漁船が乗客を救助したり、近くの海岸に救命ボートを曳航したりした。
ソーシャルメディアで拡散された動画にはフェリーから黒煙が噴き出す中、オレンジ色のライフジャケットを着た人々が海に飛び込む様子が映っていた。
出火原因は明らかになっておらず、警察と消防が関係者から話しを聞いている。消防によると、火事は1時間ほどで鎮火したという。
救助隊は妊婦を含む3人の遺体を収容。乗客2人の捜索を継続している。
インドネシアは1万7000を超える島々からなる世界最大の群島国家であり、船やフェリーが主要な交通手段となっている。
今月初めにはバリ島近海でフェリーが沈没。乗客65人のうち19人が死亡、30人が救助され、今も16人が行方不明のままである。