◎軍政の評議会のメンバーでもあった元中将は2021年2月の政変以来、複数の汚職に関与したとみられる。
ミャンマー、ヤンゴンの通り、治安部隊の車両(AP通信)

ミャンマーの軍事法廷が職権乱用罪と収賄罪で軍政の元高官に禁固5年の実刑判決を言い渡した。ミャンマー国営放送(MRTV)が11日に報じた。

それによると、軍政の評議会のメンバーでもあった元中将は2021年2月の政変以来、複数の汚職に関与したとみられる。

MRTVは関係者の話しとして、「元中将は部下のパスポートを優先的に発行するよう指示したり、特定の業者から賄賂を受け取ったりしていた」と伝えている。

MRTVによると、軍事法廷は判決の中で、「被告は地位と権限を乱用し、私腹を肥やした」と非難したという。

軍政はこの元中将をすでに解任している。

報道によると、元中将は首都ネピドーで9月に拘束され、取り調べを受けていたとされる。

軍事法廷は先月、大逆罪、収賄罪、外貨の不法所持、軍規違反で70代の元高官2人に事実上の終身刑を言い渡した。

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