◎反乱軍は23日の午前9時45分頃(現地時間)、シャン州の貿易拠点近くにある貨物センターをドローンで空爆したとみられる。
2021年2月23日/ミャンマー、ヤンゴン、軍事政権に反対する抗議(Getty Images/AFP通信)

ミャンマー北東部シャン州で反政府勢力が軍政の拠点をドローンで空爆し、貨物トラック120台が全焼した。現地メディアが23日に報じた。

それによると、野党政治家などが創設した国家統一政府とつながりのある民主派勢力がシャン州郊外の地区にある軍政の拠点をドローンで空爆したという。

軍政の報道官はミャンマー国営放送(MRTV)を通じて声明を発表。「反乱軍は23日の午前9時45分頃(現地時間)、シャン州の貿易拠点近くにある貨物センターをドローンで空爆した」と主張した。

MRTVによると、この攻撃で貨物トラック258台のうち120台が全焼したという。

火災は約6時間後に消し止められた。死傷者が出たかどうかは不明。

ラカイン族の武装集団「アラカン軍」やチン州の反体制派「チン民族戦線(CNF)」などからなる民主派勢力は先月末、シャン州北部の軍政拠点に対する協調攻撃を開始した。

それ以来、この地域では複数の軍政拠点が民主派勢力の支配下に置かれたとされる。

MRTVによると、23日のドローン空爆で焼失した貨物トラックは中国への物資輸送に使われていたという。

国家統一政府の報道官は23日付けの声明で貨物トラックへのドローン空爆を否定。「軍政は自分たちで用意した爆弾を誤って爆発させたと報告を受けている」と述べた。

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