インドネシアの中学校で集団食中毒、365人が腹痛訴える
インドネシアでは今年1月から学校の給食無償化が始まり、それ以来、1000人以上の生徒が食中毒に見舞われている。
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インドネシア・中ジャワ州の中学校で給食を食べた少なくとも365人が腹痛などの症状を訴え、一部が病院で手当てを受けている。当局が14日、明らかにした。
インドネシアでは今年1月から学校の給食無償化が始まり、それ以来、1000人以上の生徒が食中毒に見舞われている。
中ジャワ州政府の広報担当はロイター通信の取材に対し、「スラゲンの中学校で食中毒とみられる事象が発生し、少なくとも365人が体調を崩した」と語った。
それによると、市の衛生管理局が給食を提供した施設の検査を行っているという。
地元テレビ局はこの給食を食べた生徒の話しを引用し、「帰宅後、激しい腹痛に見舞われ、下痢が止まらなくなった」と伝えている。
ソーシャルメディアには生徒の保護者とみられる人々が「子供が発熱と腹痛で病院に搬送された」「嘔吐と下痢がとまらず、脱水症状になった」などと投稿している。
この給食センターで調理された給食はスラゲンの複数の学校に配布されていた。
中ジャワ州の保健当局は声明で、「この給食センターの運用を停止し、緊急検査を行っている」と述べた。
直近の食中毒事件では給食センターからノロウイルスが検出されていた。
ノロウイルスは感染力が非常に強い。重症化リスクは高くないが、体力のない高齢者や子供は注意が必要である。