◎事件はジョホール州南部の町で5月17日に発生。男はナタで警察官1人を殺害、拳銃を奪い、それを使ってもう1人を殺害した。
2024年5月17日/マレーシア、南部ジョホール州、襲撃事件が発生した警察署前(AP通信)

マレーシア南部ジョホール州の警察署で武装した男が警察官2人を殺害した事件について、容疑者の父親が19日、テロを扇動した罪などで起訴された。

地元メディアによると、容疑者の母親と3人の子供も出廷したという。

事件はジョホール州南部の町で5月17日に発生。男はナタで警察官1人を殺害、拳銃を奪い、それを使ってもう1人を殺害した。

男はさらにもう1人を負傷させた後、射殺された。警察は「男が署から銃器を盗み出そうとした可能性がある」と発表していた。

地元メディアによると、62歳の父親は家族にイスラム国(ISIS)の暴力的なイデオロギーを植え付け、テロを扇動した罪など、計4つの罪状で起訴されたという。

この事件は安全保障上の脅威として懸念を呼び起こしたが、政府はその後、「容疑者は引きこもりであり、単独で犯行を計画・実行したと考えられる」という見方を示していた。

AP通信によると、父親はアルカイダ系のイスラム地下組織ジェマ・イスラミア(JI)を信奉し、4丁の自家製空気銃を自宅に保管していたという。

現場で射殺された容疑者は21歳。警察によると、前科はなかった。

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