◎墜落した飛行機はプライベートジェット。乗客6人、乗員2人および墜落に巻き込まれた車とオートバイの運転手が死亡した。
マレーシア中部セランゴール州の高速道路に小型飛行機が墜落し、乗客乗員8人全員と地上にいた2人が死亡した。地元警察が17日、明らかにした。
それによると、墜落した飛行機はプライベートジェット。乗客6人、乗員2人および墜落に巻き込まれた車とオートバイの運転手が死亡した。
大統領府は声明で、「この飛行機は北部のリゾート島ランカウイを出発し、スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(スバン空港)に着陸する許可を得ていた」と述べている。
しかし、飛行機は着陸予定時刻の数分前、飛行経路を外れ、高速道路に墜落した。
国営テレビは墜落を目撃したという女性の話しとして、「飛行機は墜落の衝撃で爆発した」と伝えている。この女性は近くの自宅で耳をつんざくような爆発音を聞いたという。
女性は「現場に着くと、地面に人が倒れているのが分かった」と述べた。「飛行機とバイクが黒煙を上げながら燃えるところも見ました...」
ソーシャルメディアで共有された動画には墜落現場から黒煙が立ち上るところが映っていた。
地元警察の報道官は記者会見で、「遺体は身元確認のため、市内の病院に移された」と語った。
また報道官は「現場周辺を封鎖し、飛行機のブラックボックス(フライトレコーダー)を捜索している」と述べた。
地元メディアによると、乗客のひとりはパハン州の下院議員とみられる。