NZ首相、習近平 国家主席と会談、貿易問題など議論
ラクソン氏の訪中は2023年末に首相に就任して以来初めて。
とNZのラクソン首相(AP通信).jpg)
ニュージーランドのラクソン(Christopher Luxon)首相は20日、訪問先の中国・北京で習近平(Xi Jinping)国家主席と会談し、両国の貿易関係の重要性を強調した。
ラクソン氏の訪中は2023年末に首相に就任して以来初めて。上海で当局者や企業リーダーとの2日間の会談を終えた後、北京に向かった。
ラクソン氏はインド太平洋地域や安全保障問題での意見の相違や、米国と中国との対立が深まる中、NZ製品にとって重要な市場である中国との健全な貿易関係を維持したいと表明した。
またラクソン氏は「両国の貿易と経済的結びつきは補完的で、両国の繁栄に貢献している」と述べた。
さらに、インド太平洋地域での緊張緩和の必要性と、中国がウクライナ戦争のようなグローバルな課題の解決に重要な役割を果たすことができる点について言及した。
NZ政府は19日、南太平洋の島国クック諸島が中国と結んだ包括的戦略的パートナーシップ協定の「範囲と内容」を理由に、同国への数百万ドルの資金援助を凍結したと明らかにした。
クック諸島は今年2月に中国との包括的戦略的パートナーシップ協定に調印した。
南太平洋では米国と中国の影響力争いが激化している。