◎2人を乗せたセスナと近くの飛行場を離陸した1人乗りのセスナが空中で衝突した。
オーストラリア・シドニー郊外で2機の軽飛行機が空中で接触、墜落し、3人が死亡した。警察が26日、明らかにした。
それによると、現場はシドニー南西約90キロの農村地帯。消防が現場に急行し、消火にあたった。
ニューサウスウェールズ(NSW)州警察は声明で、「2人を乗せたセスナと近くの飛行場を離陸した1人乗りのセスナが空中で衝突した」と明らかにした。
3人の身元は明らかになっていない。地上で墜落に巻き込まれた人はいなかった。
オーストラリア放送協会(ABC)の取材に応じた地元住民は「空から破片が飛んでくるのが見えた」と語った。
この住民は爆発音を聞き、現場に向かったところ、セスナとみられる残骸を見つけたという。
現場で消火にあたったNSW消防局の責任者はABCに対し、「残念ながら、できることは消火活動のみであった」と語った。
2機が接触した原因は不明。ABCは運輸安全委員会が現場に調査官を派遣したと報じている。