▽タイは東南アジアで初めて同性婚を認めた国となった。アジアでは台湾とネパールがすでに同性婚を合法化している。
タイで23日、同性婚を認める法律が施行され、何百組もの同性カップルが役場に婚姻届けを提出する予定だ。
上下両院は昨年、この法案を圧倒的賛成多数で可決。ワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王(ラマ10世、Rama X)の署名で成立した。
これにより、タイは東南アジアで初めて同性婚を認めた国となった。アジアでは台湾とネパールがすでに同性婚を合法化している。
婚姻届けは通常、市役所や区役所などに提出するが、23日には首都バンコク中心部のショッピングモールに特別に受け付けが設けられ、約300組のカップルが手続きを済ませる予定だ。
さらに何百組ものカップルが、全国各地で婚姻届けを提出するとみられる。
この法律により、民法に明記される「男女と夫婦」は「個人と結婚相手」に変更となった。これにより、LGBTQ+(性的少数者)カップルの法的、経済的、医療的権利が完全に保障されることになる。