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▽北部のヒスイ鉱山では過去にも大規模な土砂崩れが発生している。
2021年12月22日/ミャンマー、北部カチン州のヒスイ採掘場(Getty Images/AFP通信/EPA通信)

ミャンマー北部カチン州のヒスイ鉱山で地滑りが発生し、少なくとも12人が死亡、大勢が行方不明になっている。地元の独立系メディアが13日に報じた。

それによると、事故は最大都市ヤンゴンの北方約950キロに位置するカチン州郊外のヒスイ鉱山で13日未明に発生。少なくとも50棟の建物が埋没したという。

この地域では国軍と反体制派ゲリラによる戦闘が続いている。

事故現場近くの住民はAP通信の取材に対し、「ボランティアが4人の子供を含む12人の遺体を発見した」と語った。

それによると、少なくとも2つの集落が地滑りに巻き込まれたとみられる。

オンラインメディア・ミャンマーナウは関係者の話しとして、「少なくとも50棟の建物が埋まったとみられ、行方不明者の捜索には大型重機が必要である」と伝えている。

この地域は軍事政権ではなく少数民族武装勢力「カチン独立軍」の支配下にあるとされる。

ミャンマーナウは30~50人が生き埋めになったとみられると報じているが、現場の状況はほとんど明らかになっていないようだ。

北部のヒスイ鉱山では過去にも大規模な土砂崩れが発生している。2020年7月には少なくとも162人が死亡、2015年11月の地滑りでは113人が死亡した。

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