▽この駆逐艦(5000トン級)は「最も強力な兵器」を搭載し、北の力と技術を結集して、400日余りで完璧に建造されたという。
が公開した写真、北朝鮮、新型多目的駆逐艦の進水式(KCNA/ロイター通信).jpg)
北朝鮮の金正恩(Kim Jong Un)党総書記が「新型多目的駆逐艦」の進水式に出席した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が26日に報じた。
KCNAによると、この駆逐艦(5000トン級)は「最も強力な兵器」を搭載し、北の力と技術を結集して、400日余りで完璧に建造されたという。
KCNAはキムのスピーチを引用し、「この軍艦は海軍に引き渡され、来年早々には就役するだろう」と伝えている。
進水式は西部・南浦特別市の造船ドックで25日に行われた。KCNAは偉大なるキムの新時代の幕開けとを報じている。
聯合ニュースは先月、この駆逐艦とみられる衛星写真を公開し、「開発済みのミサイルを搭載するための数十の垂直発射セルを収容することができる」と報じた。
KCNAによると、キムはスピーチの中で、「強力な先制攻撃能力は最も説得力のある戦争抑止力であり、そのような攻撃態勢の構築に限界はない」と述べたという。
またキムは米国と韓国を念頭に置き、「わが国の安全保障環境は厳しさを増している」と強調した。
KCNAによると、キムは海軍力強化という朝鮮労働党の目標を後押しする新型駆逐艦を建造した労働者と技術者に謝意を示したという。
またキムは米国が定期的に韓国に軍を派遣していることにも言及した。
米国は先月、韓国に原子力空母カール・ビンソンを派遣。今月初めの合同演習にはB1B爆撃機も参加した。B1Bは今年に入り、朝鮮半島上空で日本や韓国との合同演習に何度も参加している。