◎国営メディアによると、北朝鮮の金正恩 総書記の妻、李雪主(リ・ソルジュ)が久しぶりに公の場に姿を現したという。
2021年2月16日 ロイター通信/北朝鮮、笑顔の金正恩と妻の李雪主

国営メディアによると、北朝鮮の金正恩 総書記の妻、李雪主(リ・ソルジュ)が久しぶりに公の場に姿を現したという。

李雪主は故金正日(キム・ジョンイル)の生誕記念コンサートを金正恩と一緒に鑑賞した。李雪主が公の場に姿を現したのは昨年1月以来約1年ぶり。

国営メディアによると、二人は会場で「雷鳴のような歓声」を浴びたという。

国営メディア(声明):
「大統領(総書記)と夫人は聴衆に笑顔で手を振り、聴衆は雷鳴のような歓声でそれに応えた。大統領と夫人は笑顔でコンサートを鑑賞し、拍手で団員を称えた」

独裁者金正恩の妻が1年以上姿を隠していた理由は明らかにされていない。

BBCニュースによると、韓国の国家情報局は議会に、「李雪主はコロナウイルスに感染することを懸念し、公の場に出ることを避けていた可能性がある」と報告したという。

北朝鮮はコロナウイルスの侵入を阻止したと世界に自慢しているが、多くの専門家は「症例ゼロは恐らくあり得ない」と主張している。

ロイター通信によると、会場でマスクを着用していた人はほとんどおらず、社会的距離も考慮されていなかったという。韓国の専門家は、「国内にコロナ患者はひとりもいないということをアピールしたかったのだろう」と述べた。

アナリストのチョン・ソンチャン氏によると、李雪主は上流階級出身で、父親は教授、母親は産科医だという。また、銀河水管弦楽団(州のエリート集団)の歌手として活躍し、素晴らしい歌声を披露していたことでも知られている。

韓国の諜報機関によると、二人の間には3人の子供がいるという。

アメリカの元NBAスター、デニス・ロッドマン氏は以前、二人の間に「ジュエ」という名の娘がいることを明らかにし、「金正恩はよい父親だった」と述べた。

独裁者金正恩はコンサートの前に父と祖父の墓を訪れ、記念の花輪を捧げている。

国営メディアは16日の報道の中で金正恩を「大統領」と呼んだ。この肩書は先週、朝鮮中央通信が初めて使用した。

2021年2月16日 ロイター通信/北朝鮮、笑顔の金正恩と妻の李雪主
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