◎武装勢力の詳細は明らかにされておらず、パキスタン軍は「この地域の治安部隊を攻撃したテロリスト」と説明している。
パキスタン軍は29日、北西部カイバル・パクトゥンクワ州に拠点を置く武装勢力との戦闘で兵士3人が死亡したと発表した。
軍報道官によると、現場はアフガン国境近くの集落。部隊は武装勢力の拠点を急襲し、戦闘員2人を殺害したという。
武装勢力の詳細は明らかにされておらず、軍は「この地域の治安部隊を攻撃したテロリスト」と説明している。
パキスタン軍は主にアフガン国境付近でこのような作戦を展開している。
地元テレビ局は警察筋の話を引用し、「パキスタンのタリバン運動(TTP)の拠点ではない」と報じている。
政府は先日、首都イスラマバードで先週発生した自動車爆弾テロはカイバル・パクトゥンクワ州のTTP戦闘員の犯行と発表した。
TTPはかつて南西部バルチスタン州に拠点を置いていたが、現在はアフガンの山岳地帯に潜伏していると伝えられている。
一部のメディアはTTPがカイバル・パクトゥンクワ州にも隠れ家を持っていると報じているものの、詳細は不明だ。
TTPとアフガン・タリバンは別組織だが、思想は共有している。
カイバル・パクトゥンクワ州とバルチスタン州ではこの数カ月、軍・警察・民間人に対するテロ攻撃が相次いでいる