カザフスタン大統領、国防相と運輸相を解任、理由明らかにせず
2019年に政権を引き継いだトカエフ氏はいくつかの統制を緩めている。
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カザフスタンのトカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)大統領が8日、国防相と運輸相を解任した。
国営メディアによると、トカエフ氏は国防副大臣を後任に任命。8日に会談し、軍の戦闘準備態勢の強化、特殊部隊の能力拡大、軍事インフラの近代化など、複数の指示を出したという。
またトカエフ氏は5月に輸送と物流の問題を指摘した運輸相も解任。理由は明らかになっておらず、後任も不明である。
石油と天然ガスに恵まれたカザフスタンは1991年のソ連崩壊以来、権威主義的なナザルバエフ(Nursultan Nazarbayev)前大統領によって統治されてきた。
2019年に政権を引き継いだトカエフ氏はいくつかの統制を緩めている。
ナザルバエフ氏は退任後まもなく安全保障理事会のトップに就任。影響力を保持している。