カザフスタン議会下院、LGBTQ+関連コンテンツを制限する法案可決
法案は公共の場、メディア、通信ネットワーク、オンラインプラットフォームを通じた小児性愛および、または非伝統的性的指向の宣伝を含む情報の拡散は禁止されると記している。
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カザフスタンの議会下院(定数98)は12日、LGBTQ+(性的少数者)関係の宣伝とみなす行為を禁止する法案を可決した。
下院のオンライン声明によると、この法案は子どもの健康と発達に有害なコンテンツから子どもを保護することを目的としている。
法案は公共の場、メディア、通信ネットワーク、オンラインプラットフォームを通じた小児性愛および、または非伝統的性的指向の宣伝を含む情報の拡散は禁止されると記している。
トカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)大統領の報道官は声明で、「起草された行為の”公的な支持”も宣伝と見なされる」と説明した。
国営メディアによると、同性愛者は異性愛者より優れているとする主張も禁止される。また宣伝を含まないLGBTQ+関連コンテンツ(書籍や映画など)には18歳以上対象の表示が義務付けられる。
違反した場合は刑事罰に処される可能性がある。
議会上院も法案を支持する見通し。トカエフ氏の署名で成立する予定だ。
トカエフ氏は最近、伝統的な家族、価値観を守る必要があると発言していた。
カザフスタンは1998年に同性愛を非犯罪化し、2003年にはトランスジェンダーの人々が公式文書の性別を変更することを許可したが、同性婚は認められていない。
