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▽事故は金融都市ムンバイの南西約400キロの駅近くで発生。「列車内で火災が発生した」という情報が乗客に伝わり、パニックを起こした人々が飛び降りた。
インドの線路、列車を待つ人々(Getty Images)

インド西部マハラシュトラ州で走行中の列車から飛び降りた人々が別の列車にはねられ、少なくとも12人が死亡、6人が負傷した。地元メディアが22日に報じた。

それによると、事故は金融都市ムンバイの南西約400キロの駅近くで発生。「列車内で火災が発生した」という情報が乗客に伝わり、パニックを起こした人々が飛び降りたという。

プレス・トラスト・オブ・インディア通信は警察関係者の話しとして、「12人が隣の線路の列車にはねられ死亡、6人が負傷し、近くの病院に搬送された」と伝えている。

それによると、事故当時、列車内で火災は発生していなかったという。

PTIは鉄道関係者の話しを引用し、「客車の一部で火花が散り、何人かがパニックを起こし、誰かが火事だと叫んだ後、大勢が隣の客車に移る途中、線路に飛び降りたようだ」と報じた。

火花がどこでどのように散ったかは分かっていない。地元テレビ局は目撃者の話しとして、「振動が発生した後、線路で火花が散った」と伝えている。

インドの鉄道網は世界最大級であり、歴代政府が数十億ドルを投じてインフラを整備したにもかかわらず、事故が多発している。

安全性を向上させる努力は今も続いているが、毎年数百件の鉄道事故が発生し、そのほとんどが人為的ミスや信号システムの老朽化によるものとされる。

東部オディシャ州バラソールで23年6月に発生した事故では280人以上が死亡、数百人が負傷した。

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