インドネシア寄宿学校倒壊、6人死亡、5人救助、行方不明者の捜索続く
事故は東ジャワ州シドアルジョのイスラム寄宿学校で9月29日の午後に発生。100人以上の生徒が午後の礼拝に集まろうとしていた時に建物の一部が倒壊した。
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インドネシア・東ジャワ州のイスラム寄宿学校が倒壊した事故について、国家災害対策庁は1日、24時間体制で瓦礫の下敷きになった生徒たちの救助活動を続けていると報告した。
事故は東ジャワ州シドアルジョのイスラム寄宿学校で9月29日の午後に発生。100人以上の生徒が午後の礼拝に集まろうとしていた時に建物の一部が倒壊した。
国家災害対策庁によると、これまでに6人の死亡を確認し、5人が救助され、他の生存者とも連絡を取れているという。
救助隊は手作業で慎重に瓦礫を撤去し、大きな空洞を発見。他の生存者に隙間から水や食料を渡すことができたと報告している。
国家災害対策庁の現場責任者は記者団に対し、「依然として、数十人の生徒が行方不明のままであり、救助隊が他の生存者捜索のため時間との闘いを続けている」と語った。
また責任者は「重機を投入したいが、振動で空洞が崩れる可能性があるため、手作業で慎重に掘り進めている」と述べた。
報道によると、生徒の大半は12歳から18歳の男子生徒。女子生徒は建物の別の場所で祈りを捧げていたため、崩壊に巻き込まれることなく脱出できたとのこと。
事故発生当時、建物では工事が行われていた。建設作業員がコンクリートを打設中に建物の基礎柱が崩れたとされる。
地元メディアは学校が必要な許可を取らずに増築工事を行っていたと伝えているが、詳細は明らかになっていない。
この建物は3階建てで、4階を増築し、平らな屋根にする予定であった。