◎捜査当局は今月初めにバリ島の高級リゾート地にある別荘を急襲し、インドネシア国籍の男、ウクライナ国籍の男2人、ロシア国籍の男を逮捕した。
インドネシアの警察当局は13日、バリ島で麻薬密売組織が運営する施設を摘発し、4人を逮捕したと明らかにした。
それによると、捜査当局は今月初めにバリ島の高級リゾート地にある別荘を急襲し、インドネシア国籍の男、ウクライナ国籍の男2人、ロシア国籍の男を逮捕したという。
国家警察の担当官は記者会見で、「別荘を調べた結果、2つの麻薬製造拠点を発見した」と明らかにした。
そのうちの1つでは「エクスタシー」と呼ばれる合成麻薬MDMAの原料を製造。もう1つは大麻を栽培するラボであった。
警察によると、首都ジャカルタの麻薬拠点を摘発した後、バリ島に大規模な研究拠点があることが判明したという。
今回逮捕された4人は死刑に処される可能性が高い。インドネシアは医療目的であってもマリファナやその他薬物の所持・摂取を厳しく禁じている。
インドネシアで死刑判決を受けた150人以上のほとんどが麻薬犯罪者であり、その約3分の1が外国人である。
同国で最後に死刑が執行されたのは2016年。インドネシア人1人と外国人3人が銃殺刑に処された。