インドネシア高校モスク爆発、警察が容疑者とヘイト団体の関連を調査
事件はジャカルタ北部の地区にある高校内のモスクで7日の正午頃に発生。金曜礼拝中の学生ら54人が負傷し、同校の男子生徒(17歳)が逮捕された。
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インドネシア・ジャカルタ市内の高校モスクで発生した爆発について、警察は8日、容疑者の自宅から爆発物などを押収し、ヘイト団体との関連を調査していると明らかにした。
事件はジャカルタ北部の地区にある高校内のモスクで7日の正午頃に発生。金曜礼拝中の学生ら54人が負傷し、同校の男子生徒(17歳)が逮捕された。
容疑者も爆発で負傷し、市内の病院で治療を受けた。警察によると、容疑者の容体は改善しているという。
国家警察の長官は声明で、「容疑者の容体は改善しており、回復後に取り調べが容易になることを期待している」と述べた。
また長官は「容疑者は単独犯とみられるが、捜査官が他の個人や組織が関与していないか調べている」と明らかにした。
地元警察は7日の声明で、「容疑者が所持していたおもちゃのサブマシンガンを押収した」と発表。銃にはカナダとイタリアで有罪判決を受けたネオナチ2人の名前が刻まれていたという。
地元メディアは関係者などの話しとして、「容疑者はいじめの被害者であり、復讐を望んでいた」と伝えている。
